fusephoto.netの撮影術

fusephoto.net の建築写真

RULE03

グリッドにのせる。

感情をデザインする。

建築写真はグリッドを意識します。

構図を考える際に、建築の場合は水平垂直のラインがたくさんあるので、ファインダーにはグリッドを表示させます。

 

1カットの中にそれぞれのの要素をどうやって配置するかを考えます。

 

写真を見る人の視線の動きと感動をデザインします。

正対で撮る。

正面からの写真は建築写真の基本です。

グリッドを意識して、キッチリと歪みを修正します。

 

和室の場合は、洋室よりも視点を低くした方が雰囲気のある写真になります。

 

棚の映り込む面積や床と天井のバランスを考慮します。

光軸をずらす。

化粧梁で構成された空間を正対で撮る。

 

通常の広角レンズでは床面の写る割合が多くなってしまうので、シフトレンズを使い、化粧梁が入るように調整します。

 

シフトレンズは視点の高さを変えずに光軸をずらして写る範囲を調整できます。

PC-E NIKKORでシフトする。

高い建物を地上から見上げて撮影すると、通常撮影では、地上から屋上にかけて撮影距離が変わるため上がすぼまって写ります。

 

このとき、レンズ面と像面が建物と平行になるようレンズ系を像面と平行に上に移動させると(ライズ)、ゆがみを補正できます。

 

逆に下へ移動させると(フォール)、ゆがみを大きくして遠近感を強調できます。

 

被写体の水平・垂直の傾きを自由に加減できるため、特にゆがみを嫌う建築の撮影に有効です。

カメラを上に向けて撮影

被写体に正対して撮影

被写体に正対したまま

レンズをシフトさせて撮影

シフト撮影

通常撮影

PC NIKKOR 19mm f/4E ED

室内撮影イメージ

出典:nikon-image.com

見せたいもので視点を決める

印象をシフトする。

… Before …

… After …

Before写真

床に柵があるので、カメラの視点は通常より高め。柵の向こう側も見えるように高さを調整します。視点を高くしたために、天井が強調されてしまう。

 

After写真

保育園のプレイルームなので、天井面の照明よりも床面の施設部分を強調したい。

PC NIKKORレンズを使用して光軸を下方に調整します。床面の写る範囲が増えて、床面の広がりを感じることができます。

空間をシフトする。
NG

階段に三脚をセットします。三脚をセットできる場所が限られてい

るので、普通に撮影すると左のような写真になります。

 

天井の高さと、化粧梁が良くわかる写真ですが、この階段室では下の階の様子も表現したいところです。

ここでもPC NIKKORレンズを使用して光軸を下方に調整します。

 

下の階と天井の高さと化粧梁がバランスよく表現されました。

 

視点の高さを変えることなく、写る範囲を変えることができるので、PC NIKKORレンズは外観だけでなく室内を写すときにも活躍します。

超広角で撮る

空間を自然にとらえる。

建築写真で超広角レンズは欠かせないものとなりました。15mmの単焦点、14-24mm のズームレンズ。どれも超高性能なレンズでゆがみのない高解像な写真をつくります。

 

超広角レンズは、画像の周辺のものが引き延ばされるという特性があるので、構図に最新の注意をはらいます。カメラの高さ、角度を適切に配置すれば歪みのない自然で広大な画像を得ることができます。

… Before …

… After …

高性能な超広角レンズ

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

Carl Zeiss Milvus 15mm F2.8

高性能な超広角レンズを使用するので、光芒も素晴らしくシャープに映ります。

光芒が出る写真の場合は、レンズの性能が大きく影響します。

 

下の画像のように、低い性能のレンズでは光芒が太くなってしまい野暮ったいイメージとなります。

 

どのようなレンズを使い、どういった仕上がりをイメージして撮影するかは撮影者が決定するので、写真は撮影者のセンスによって印象が左右されます。

光芒が太くなってしまう事例

つながりをとらえる。

住宅では、ある目的をもった空間を

移動しながら人は生活しています。

 

超広角レンズで、空間のつながりをとらえます。

プランの回遊性。むこうの部屋とこっちの部屋はどうなっているのかな?

 

手前から奥まで、しっかりピントの合った

高精細な写真で、設計の意図を表現します。

キレッキレの単焦点35mm

想像を膨らませる。

設計にこだわったポイントや、

印象的な瞬間をみつけて写真に留めます。

 

レンズの焦点距離は、35mm〜100mmくらいまで絞ってもよし、ぼかしてもよし建築を表現するのは広角レンズだけではありません。

数あるレンズの中には、神レンズと呼ばれるものがあります。SIGMAのArtシリーズのSIGMA 35mm F1.4 DG HSMもその一つです。

 

すべてにおいてワンランク上のクオリティを実現。「最高」の基準を刷新するシグマの自信作。

あらゆる設計要素を最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発、高水準の芸術的表現に応えうる、圧倒的な描写性能。

シグマの新ライン“Art”のコンセプトを具現化した完成度です。

出典:https://www.sigma-photo.co.jp

 

最高の建築写真を撮るためには

レンズの性能がとても重要になります。

高性能な 35mm レンズ

SIGMA Art 35mm F1.4 DG HSM

伝説的なマクロレンズ

TAMRON SP90 F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

隣の部屋から入る光が印象的。普段の生活のなにげない瞬間を想像させるようなワンカット。

いまにも、その部屋の奥から子供達が走り出してきそうな印象を与えます。

 

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